【理不尽なデスゲーム】ハンガーゲーム
ハンガーゲーム
スーザン・コリンズの2,000万部以上のベストセラーとなった人気小説をもとに映画化。
文明が崩壊した近未来アメリカを舞台に、殺し合いのゲームに参加させられた16才の少女の活躍を描いた全米で大ヒットを記録したサバイバルアクション映画。
スタッフ・キャスト
監督:ゲイリー・ロス
カットニス:ジェニファー・ローレンス
ピータ:ジョシュ・ハッチャーソン
あらすじ
文明が崩壊し富裕層によって支配され、パネムという名の独裁国家と化した近未来アメリカでは、わずかな富裕層だけが住むことのできる巨大都市キャピトルの冷酷な支配者たちによって、あるゲームが開催されていた。そのあるゲームとは、かつて自分たちに反旗を翻し反乱を起こした12の地区の12才から18才までの子供の中から男女一人ずつ代表者を無作為に選び、最後の一人になるまで殺し合わせるデスゲームだった。その名も「ハンガーゲーム」。キャピトルでは大人気のフェスティバルとなっているハンガーゲームは、ゲームの模様を全世界へTV中継し、最後まで生き延びた1人には巨額の賞金と名誉が与えられる。
第12地区の代表に選ばれてしまった妹をかばい自ら立候補する形でゲームに参加することになった少女カットニスは、同じ地区から選ばれた少年ピータとともにハンガーゲームに挑むことになる。
暇人のおすすめポイント
まずはこの映画の世界観。現実離れしているようで、いつどこでこういった独裁者や権力者が出現してきてハンガーゲームが開催されるのかもしれないと思わされる程しっかり作り込まれた設定のおかげで、すっと抵抗なく映画に入り込め、自然とカットニスや他のゲーム参加者に同情し応援したくなってしまいます。
また、ハンガーゲームは最後の一人になるまで戦い続けなければならず、同地区の男女同士でも最後には殺し合わないといけません。そこがとても悲しいルールとなっています。ハンガーゲームでの勝者はたった一人。キャピトルの民衆を引きつけ治安を維持し、権力者が権力と地位を守り続けるにはこのルールが絶対なのです。権力者のためのゲームなので、それ以上もそれ以下も絶対に許されません。なんと理不尽で勝手なゲームなんでしょうか。
そんなこの世界の理不尽に、カットニスやピータたちがどう立ち向かっていくのかは必見です。
暇人からの一言
PS4(プレイステーション4)でよくバトルロワイアル系のゲームをやっているんですけど、その世界がもし現実になったらと想像したらとても怖いですよね。まあ、それでもゲームはやめないんですけどね。
それではまたー。