ただの暇人。

ただの暇人です。おすすめの映画や商品を絶賛紹介中!!

【天才の苦悩】イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密

イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密

第2次世界大戦時。ドイツ軍が世界に誇った最高峰の暗号機「エニグマ」による暗号を解読し、劣勢だった連合国軍に勝機をもたらしたイギリスの天才数学者アラン・チューリングの数奇な人生を描いたドラマ。コンピューターの基礎を作り上げ「人工知能の父」と呼ばれたアラン・チューリングを『SHERLOCK シャーロック』シリーズのベネディクト・カンバーバッチが熱演する。

『ヘッドハンター』で注目を集めたモルテン・ティルドゥムが監督を務め、第87回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞など計8部門にノミネートされ、脚色賞を受賞した。


映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』予告編

 

スタッフ・キャスト

監督:モルテン・ティルドゥム

アラン・チューリングベネディクト・カンバーバッチ

ジョーン・クラーク:キーラ・ナイトレイ

ヒュー・アレグザンダー:マシュー・グード

 

あらすじ

第2次世界大戦時の1939年。ドイツに宣戦布告し戦争状態に突入したイギリス。ドイツ軍が世界に誇る最高峰の暗号機「エニグマ」の解読に挑むため、イギリス政府の秘密作戦に参加した若き天才数学者のアラン・チューリング。暗号解読チームにはアランの他に各方面のエキスパートたちが5人集められていた。しかし、他人と協調することが苦手で、常に1人で行動したいアランは次第に他のチームメンバーとの間に溝が。

そんなアランにもやがて理解者が現れる。それは暗号解読チームの人員増強に際した採用テストでトップの成績を残し採用されたジョーン・クラークという女性だった。彼女にチームで協力することの重要さを教えられたアランは彼なりに努力し、いつしかチームの輪にとけ込めるようになっていた。

しかし、そうこうしている間にも刻一刻と変わる戦況のため、彼らが暗号解読に使おうと躍起になって作っている万能マシーン「クリストファー」の開発が急がれた。

そうして、ついに完成したクリストファーはさっそくエニグマの暗号解読を始めたのだが、そこにはまだ大きな障害が立ちはだかっていた……

 

暇人のおすすめポイント

本作はドイツ軍の暗号機「エニグマ」の解読というテーマに焦点を当てて描かれた作品ですが、その裏では、周りとは違う故の生きづらさや苦悩を強いられたアラン・チューニングの半生が描かれています。劣勢だった連合国軍の勝利に貢献し、その後のコンピューターの基礎を築いた英雄「人工知能の父」にはあまりにも悲しいエンドロール。そんなアランのなんとも言えない生涯に胸が締め付けられてしまいました……

アランは最後に自身の部屋の明かりを消す時、一体何を思っていたのでしょうか。とても印象的なラストシーンです。

「あなたが普通じゃないから、世界はこんなに素晴らしい」

「時として誰も想像しないような人物が、想像もできない偉業を成し遂げる」

アラン・チューニングにとって、この言葉たちがどれほど救いだったことでしょう。

 

暇人から一言

世の中、凡人には凡人なりの悩みがあり、天才には天才なりの悩みがあるってことですよね。

ところで、暇すぎるっていうのはどっちの悩みでしょうか?

 

それではまたー。